日常の中の気づき

拡大を目指す企業・満足度を目指す企業 ~これからの企業のあり方~

新聞やテレビを見ると日本の企業が海外に活躍の場を求めて進出するニュースを見ます。

例えばある飲食店企業はまずは日本の全都道府県に出店することを目指します。

その全都道府県出店が達成されると次は海外進出を目指します。

この様な例は決して珍しくなく、業種を問わず多くの企業は大なり小なりこの様な形を取っているのではないかと思います。

拡大を目指す企業

それでは何故この様に企業は拡大しようとするのでしょうか。

一番の目的は売上を上げる為です。

限られた市場の中で売上を伸ばすことは困難です。ましてや競合他社が多ければなおさらです。

その為、新たな市場を求めて拡大する事が企業にとって一番手っ取り早いのです。

またそれ以外の理由としては、全国展開する事で知名度が上がる借入金返済の為の事業展開経営者の野心などが上げられます。

拡大後の企業

この様に企業規模を拡大した結果どうなるのでしょう。

もちろん店舗数が増えるので売上が上がります。

しかし現状をみると多くの企業がその後、縮小・撤退するケースが多く見られます。

それは何故なのか。理由は様々考えられます。

例えばそもそも出店先の市場の需要がその企業に合わなかったという事もあると思います。

もともと需要がなかったり、既に競合他社による飽和状態などにより予測した売上が確保出来なかったケースです。

また急激な拡大は人材不足を招きます。

そのしわ寄せを受けるのはその企業で働いている従業員です。

その為、人手不足は従業員の満足度を下げ、それが企業の質の低下を招く事も考えられます。

当然、企業の質が低下すれば顧客の満足度も下がり、結果的に売上を減少させてしまいます。

売上が減少すると借入金返済に影響も出るので、さらなる縮小・撤退につながる場合も有り得ます。

実際、新聞を見るとある飲食店がアメリカに11店舗出店したものの約2年でその内の7店舗を閉店するとありました。

理由はアメリカの需要にあっていなかった為としています。

このような多くの企業の拡大路線は新たな雇用を創出する利点があります。しかしその雇用を継続する事はとても難しい事なのです。

従業員満足度の高い企業へ

この様な拡大路線を取る企業に対し、満足度を重視する企業も少なからず存在します。

顧客満足度という言葉があるように、企業は顧客を満足させなければなりません。

しかしそれ以上にまずはその会社の従業員を満足させなければなりません。

自分の仕事に不平・不満があったら、顧客に対し良い仕事・サービスが出来ますか。

出来ませんよね。

あくまで企業・従業員・顧客はwin-win-winの関係ではなりません。

企業だけが、もしくは顧客だけがwinではいけないのです。

従業員も同じくらい、またはそれ以上にwinでなくてはならないのです。

その為には、企業は拡大する事よりも先に、従業員がその会社に満足しているのかを確かめる必要があります。

そしてその満足度が確かめられたなら、その企業の身の丈に合った規模で拡大すれば良いのです。

最近は「従業員満足度」という言葉も聞くようになりました。

拡大路線から従業員の満足へ企業のあり方が時代と共に変わりつつあります。

そしていつか近い将来、従業員の満足を重視する企業が主流である時代が来るのでは、そのように考えています。