日常の中の気づき

分かっていても嬉しい

以前、私は町の消防団に所属していました。

消防団には毎年、消防操法競技会という消防ポンプの操作技術を争う大会があります。

その為、消防団員は約1か月位、仕事を終わった後の疲れた中、操法競技会に向け練習に励みます。

そして消防団を退団したOBは強制ではありませんが、ビールなどの飲み物を差し入れることが多くあります。

私の所属していた消防団では、大会終了後、慰労を兼ねて近場の温泉に1泊旅行に出かけ、差し入れてくれたOBの方々にお土産を買って帰るのが習慣になっていました。

お土産といっても決して高価なものではなく、1000円以下のクッキーや饅頭です。

私も退団してまだ数年なので、知っている後輩たちが多く、今年もビール1ケースを差し入れしました。

差し入れるとお土産を買ってくることを知っていたので、特にお土産は要らないとも伝えておきました。

気を使わせるのも嫌だし、何しろヴィーガンなので、普段、砂糖入りのお菓子を食べないということもあります。

ただ実際には旅行後、後輩がお土産を持って来てくれました。

その行為に何だか、分かっていても嬉しく感じました。

別にお菓子が食べたかった訳でもなく、物を貰ったという事でもなく、ただ小さな事だけど、習慣とはいえ、このようにわざわざ家にまでお土産を持ってくるという気遣いに、なんだか嬉しさを感じました。

私自身、集団性より個人を好む方ですが、この時ばかりは人のつながりもいいもんだなどと思ってしまいました。