日常の中の気づき

「もったいない」の本来の使い方

日本語に「もったいない」という言葉があります。

まだ(他に)役立つのに無駄にされて惜しい」という意味です。

アフリカ人女性初のノーベル賞を受賞したケニアのワンガリー・マータイさんがMOTTAINAI(もったいない)世界を提唱したことで今や世界でも知られる言葉となりました。

今回はこの「もったいない」について考えてみたいと思います。

使わない「もったいない」と使う「もったいない」

今、世の中は断捨離ブームです。

不要な物を捨て心身ともに快適に暮らすことを目指しています。

私もこの断捨離ブームに乗っかった訳ではありませんが、祖母が亡くなったを機会に不要な物を捨て、最終的には自宅も処分し、現在は賃貸でシンプルな暮らしをしています。

詳しくは 「家ごと断捨離した結果」

私の祖母は大正生まれで物の無い時代を経験した為、壊れた茶碗、頂き物の包装紙、結婚式の案内状などありとあらゆる物をもったいないと言って捨てずに取って置きました。

しかしそれらはその後、一切使われることはありませんでした。

また、頂き物のお菓子などの食べ物も、もったいないと言って食べずに取って置き賞味期限を切らしてしまいます。

お菓子や食べ物を寄越した人は美味しい物を食べて貰いたくて寄越した筈です。

だから本来は頂いた方に感謝し食べるか、もし食べないのであれば、誰か食べる人に差し上げる必要があります。

そうでなければ頂いた方の気持ちを踏みにじるし、何より頂いた食べ物をダメにしてしまいます。

これこそもったいないです。

このように何でもかんでも取って置くことが本当の「もったいない」ではありません。

どのようにすれば無駄にならないのか、そう考えるのが本当の「もったいない」なのです。

必要以上も「もったいない」

それでは使えばもったいなくないのかと言えば、これもまた違います。

テレビを見るとたまに大食い番組を放送しています。

どう考えても人間が必要とする以上の量を食しています。

大食い番組でなくても、現代人は物がありふれている為、普段から必要以上に食します。

これでは必要な栄養を摂るどころかむしろ健康を害してしまいます。

これこそが無駄であり、只々もったいないです。

物が余りもったいないから食べるではなく、物がありふれているなら、不足している地域や国に提供するなど、どうすれば無駄にならずに済むかを考える事が本当の「もったいない」の使い方です。

無駄をなくす「もったいない」

この様にただ意味も無く取って置く事も、必要以上に使用する事もどちらも無駄でありもったいない事です。

もったいない」とは最初にあるように「まだ(他に)役立つのに無駄にされて惜しい」という意味です。

他に役立つことは無いのかと考える事が本来の「もったいない」の使い方です。

しかし私達もつい口癖でもったいないと言いますが、そこまでは考えて発言していません。

瞬間瞬間その様に考える事は簡単ではありませんが、これから少しずつでも、「この物は、この行動は無駄ではないのか、他に役立つ事はないのか」と考えられるようになれば、そんな風に感じています。