日常の中の気づき

自然災害に対し人間はどの様に向き合うべきなのか

避ける事の出来ない自然災害

現在日本を含め、世界各地で地震、火山の噴火、豪雨、竜巻、台風、津波などの自然災害が発生しています。

これら自然災害はいくら人間の予測能力が進歩しても食い止める事は出来ません。

それは何故か。それは自然が相手だからです。

例えば地震予測能力が進歩し適切な予測が出来たとしても地震そのものを食い止める事は出来ませんし、台風の進路予想がいくら適切でも台風自体は発生します。

また近年、地震が少ないとされている場所でも大きな地震が発生しています。

この様に世界のどこにいようと絶対に安全だと言われる場所は無く、私達人間は自然の脅威から逃れる事は出来ません。

このような人間の力ではどうすることも出来ない自然災害に対して、私達は今後どのように向き合っていけば良いのでしょうか。

自然を甘く見てはいけない

私の住んでいる岩手県沿岸南部の町も、2011年3月に起きた東日本大震災の津波により大きな被害を受けました。

私の自宅は海岸より3㎞離れています。

1960年に発生したチリ地震津波の時は最大で海岸から2㎞までしか波が到達しなかった事やチリ地震以降湾口防波堤が出来た為、私も含め周辺の人々はここまで波は来ないと判断し避難行動を取りませんでした。

しかし実際は自宅の手前100mの所まで波が押し寄せました。

これまでの経験がむしろ避難行動を遅らせてしまったのです。

このようなケースは多くあり、隣町に住む叔父さん夫婦も河口より2㎞離れた場所で地震直後それより奥に住む親せきに一緒に車で避難するよう声をかけられましたが、それまでの経験から今いる場所までは波が来ないと判断し一緒に避難する事を断りました。

その結果、叔父さん夫婦は2人共亡くなってしまいました。

このようにこれまでの経験は役に立ちません。むしろ判断の邪魔になってしまいます。

なので、地震・津波に限らず避難の指示があった場合は、例え災害が来なかったとしても少しでも安全な場所に避難する事が重要です。

またもう一つ津波の件で書いておきたい事があります。

それは引き波の強さです。

私の自宅周辺にも足首の高さまでの波が来ました。経験した人が言うには押し寄せる波より引く波の方が何倍も力が強く、押し寄せた波に平気であっても、引き波に足を持っていかれるそうです。

だから波が足首の高さだからと油断してはいけないのです。

私達人間は長く生きてもせいぜい100年位で、これまでの地球の歴史に比べたら微々たるものです。

だからこの微々たる経験を最大に判断してはなりません自然の猛威を謙虚に受け止め、決して立ち向かう事無く、その時出来る最大の避難をしなくてはならないのです

防波堤・防潮堤を過信しない

私の住む町ではチリ地震津波を教訓に湾口防波堤が作られました。

しかし東日本大震災の津波で跡形も無く破壊されました。

湾口防波堤が存在した事で波の威力が軽減されたとは思いますが、それでも500名近くの犠牲者が出ました。

また隣の町でも海岸沿いに高さ約5.5mの防潮堤がありましたが1800名程の犠牲者を出しました。

防波堤・防潮堤は無いより有ったほうが良いとは思いますが、逆にその存在が心理的に避難行動を遅らせる事もあります。

今私の住んでいる町では新たな湾口防波堤が完成し、海岸と町の境界には高さ12メートルの防潮堤を建設しています。

ただ先程も述べた様にこれらのハード面を過信する事無く、最大限の避難を行なわなくてなりません

助け合いの精神で

この様にいくらハード面が充実しても自然が相手ですので人間がコントロールする事が出来ません。

その為、いつどこでも自然災害は発生すると覚悟する事が大切で、発生後どのような行動を取る事の方が重要です。

その為にも日頃からシンプルな生活を送り、災害が発生した時に自分はどの様に行動すべきか、どの様に助け合っていくかを考える必要があります。

最後に

ブログを始める際に東日本大震災の事は取り上げないように自分の中で決めていたのですが、2018年自然災害が多かった事と最近、身近で災害について考える機会があったので今回取り上げてみました。

どの様に行動するかは人それぞれ考え方が違うので答えを出すのは難しいとは思いますが、自然に対し謙虚でなければいけない事は確かだと思います。

ブログの記事にするかは分かりませんが、これからも自然災害とどの様に向き合うべきなのかを自分自身続けて考えていきたいと思っています。