今回は期待で出来そうな映画「バースデーワンダーランド」を紹介します。
まずは予告動画を見て下さい。
美しい映像に美しい音楽。
なんか動画を見ただけでわくわくします。
そういう事で公開を前に原作を読んでみました。
原作は柏葉幸子「地下室からのふしぎな旅」
原作は柏葉幸子さんの「地下室からのふしぎな旅」です。
本を借りる為に図書館に行ったら、児童コーナーに地元作家として宮沢賢治の作品と一緒に並べられていました。
まさか地元岩手の作家さんとは知りませんでした。
柏葉さんは児童文学作家として有名なんですね。
本は児童コーナーにあり、周りには小さい頃読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」が置いてあり借りるのが少々恥ずかしくなりました。
この「地下室からのふしぎな旅」は小学中級からとなっており、その為平仮名も多く大人の私にとっては少し読みづらく感じます。
「地下室からのふしぎな旅」の世界観
この本はアカネとチィおばさんがおばさんの家からつながっているもう一つの違う世界からやってきたヒポクラテスとその弟子ピポと出会い、ひょんなことからそのもう一つの世界を冒険するというお話です。
もともと自分に自信のないアカネが冒険を通じて成長することがこの本の主題です。
しかしこの本には別の魅力もあります。
それはもう一つの違う世界です。
チィおばさんの家からつながっているもう一つの世界は、貨幣が無く物々交換が行われています。
それぞれが好きな事、得意な事を行い、不得意な分野の人・地域を補っています。
また食べ物にしても魚を食べたいと思っている人が3人いるところに魚が2匹しかなかった場合でも、残りの人は別の物を食べて譲り合い、争いになる事はありません。
なんかアセンションで言う5次元の世界みたいですよね。
今でこそ、アセンションや5次元の世界という言葉が一般的になりましたが、この作品は1981年の出版なので、その頃からこの様な世界観があった事に驚かされます。
そしてそんな世界に勇気を出して飛び込んだアカネを見ると、アセンションして5次元の世界に飛び込もうとしている現代人とダブって見えます。
美しい映像・音楽を使いどんな映画になるのか楽しみ
完成した映画と原作が違う事はよくあります。
この映画も予告動画を見る限り、チィおばさんが既に若いおねえさんに変わってます。
なので原作とは違う形で話が進むのではないかと思います。
この作品の監督は映画「河童のクゥと夏休み」「クレヨンしんちゃん」で知られる原恵一監督です。
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」では大人が泣ける映画としても話題になりました。
そんな監督がどのようにこの作品を仕上げるのかも楽しみの一つです。
原作とはどこが違うのか、そしてどんな冒険になるのか、どんな世界観が広がるのか、美しい映像、美しい音楽を使いどんな映画が完成するのか今からわくわくします。
4月26日公開なのでちょうどゴールデンウィークと重なります。
私もまだ観ていないので保証は出来ませんが、興味を持った方は是非、映画館で観てみて下さい。