今、周りを見渡すと、隣人から国同士に至るまで、あらゆる場所で争い事が絶えません。
それはどうしてなのでしょう。
それはすべて物に対する執着が原因です。
人はなぜ必要以上に獲得しようとするのか
人はなぜ、物質を欲しがるのでしょうか。
それは生きていく為に必要だからです。
しかし、時に人は必要以上に獲得しようとします。
それではなぜ、必要以上に獲得しようとするのでしょうか。
1つは、将来無くなるのではないかという不安から先に確保する場合があります。
そして2つ目は、独占することで優位に立ち、人やお金を支配する為に確保する場合があります。
物質はあの世には持っていけない
しかしながら、どんなに努力して獲得した物であっても、自分が亡くなった時に一緒にあの世へ持っていくことは出来ません。
輪廻転生という言葉があります。死んであの世に行っても、またこの世に生まれ変わることを言います。
例え生まれ変わったとしても、前世の財産を引き継ぐことは出来ません。引き継ぐことが出来るのは魂だけなのです。
だから、今生きていく上で必要な分だけあれば良いのです。
必要以上の物があると遺産相続などで無用な争い事の原因にもなってしまいます。
物質は地球からの借物
田舎で暮らしていると土地に執着する人をよく見かけます。
畑などに使用している場合は良いのですが、特に使用する目的も無いのに所有している場合が多くあります。
ここで土地について少し考えてみます。
土地は元々、地球の所有物です。
私達が個別に所有しているのは便宜上の事であって、期間にしても、たかだか100年前後の事です。
それは、地球の長い歴史に比べたら、微々たる期間です。
私達が地球に生まれてから亡くなるまでの間、地球からその土地を借りて暮らしているだけなのです。
だから必要なくなった時は地球に返して、必要な人へ譲るのが本来の姿です。
土地の例を挙げましたが、お金や資源、地球上のすべての物に対して同じことが言えます。
お金にしても資源にしても地球からの借物なので、必要な分だけ使わして貰い、余った分は必要な人へ譲るのが本来の姿です。
譲り合えば争い事は無くなる
このように地球上の物はすべて地球からの借物だと考えれば、自分が必要な分だけ使用し、必要なくなれば地球に返し、必要な人に譲ることが大切だという事が分かります。
将来が不安だから先に確保したいという人もいると思います。しかしそのような時は、必要な時また地球から借りれば良いのです。
このように、みんなが同じに考え、行動する事が重要です。
そうすると、必要としている人が必要な時に使用できるので、無用な争い事は無くなります。
分かち合いの時代へ
今の時代、所有からレンタルの時代へ移りつつあります。
シェアハウス、シェア自転車、シェアカーなど一昔前には無かったサービスが登場しています。
これからは「分かち合い」の時代なのです。
必要な分だけ使用し、余った分は必要な人へ譲る
アセンションを迎えた今、このような考え方が重要になりました。
このような考えが広まり、是非とも争い事の無い平和な世界が訪れる、今はそんな事を願っているところです。