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祝・開通「気仙沼大島大橋」に行ってみた~透明度の高い海を求めて~

宮城県・気仙沼市の沖合に大島という島があるのですが、平成31年4月7日に念願の「気仙沼大島大橋」が完成し、本土と直接つながることになりました。

これまでは、気仙沼市街地とフェリーで結ばれていましたが、東日本大震災時の島の孤立、救急搬送など緊急時のことを考えると、この橋の完成は大きな意味を持ちます。

今回はその「気仙沼大島大橋」を利用して気仙沼大島に行ってみました。

フェリー定期便・亀山リフトは廃止

大島に行くのは、小学校の遠足以来です。

当時、島へ行く唯一の交通手段・フェリーを利用し、標高235mの亀山にリフトで上った記憶があります。

しかし、フェリー定期便は大橋の完成とともに廃止され、亀山リフトも震災時に流され、現在は営業していません。どちらも、とても風情があって良かったのに残念です。

ただ、気仙沼市街地からフェリーを使った大島や唐桑半島を巡るクルージングは不定期に運行されているみたいですので、機会があれば利用してみて下さい。

三陸自動車道完成までは、分かりにくいアクセス状況

この気仙沼大島大橋は、本来は三陸自動車道に接続するのですが、その三陸自動車道が未完成のため、現在、気仙沼大島大橋へ行くアクセスは分かりずらい状況となっています。

国道45号線から黄色い立て看板で案内されていますが、土地勘のない人は少し迷うかも知れません。

現在、三陸自動車道は仙台から岩手県宮古市までほぼ完成しており、気仙沼市内だけ未完成となっています。

その気仙沼市内の三陸自動車道も気仙沼湾を横断する「気仙沼湾横断大橋」を建設中で、この橋が完成すれば、大島大橋ともつながり、より便利に、より分かりやすくアクセス出来ます。

それまでは、接続する道路の工事もあり、分かりにくいアクセス状況が続きそうです。

東日本最大のアーチ橋

こちらが、橋脚間の長さ297m・東日本最大のアーチ橋「気仙沼大島大橋」(鶴亀大橋)です。

橋の両脇には駐車場があり、歩いて渡ることも出来ます。

橋の上からは、気仙沼市街地を眺めることができ、気仙沼湾内には、現在建設中の気仙沼湾横断大橋(三陸自動車道)の2本の橋脚も確認出来ます。

また、反対側には大島瀬戸を眺めることが出来ます。

バスで行く場合は、橋の手前(本土側)の「鶴ケ浦・鶴亀大橋」が最寄りバス停になります。

1日8便しかありませんので、時刻表の確認が必要ですね。

車の場合は、橋の両脇に駐車場がありますが、大島側に駐車した方が、眺めが良いです。

透明度の高い「小田の浜海水浴場」

気仙沼・大島は東北有数の透明度の高い海が広がっています。

大島には、キュキュと音が鳴る十八鳴浜(くぐなりはま)や田中浜などありますが、今回は小田の浜海水浴場へ行ってきました。

こちらが「小田の浜海水浴場」です。

この透明度の高いの海を見るだけで、本当に来て良かったと思います。

この日は5月なのに28℃を超え、海水に浸かって遊ぶ子供の姿も見られました。

夏になれば、本格的に海水浴場としてオープンしますので、家族連れで遊びに来るのも良いかも知れませんね。

アップダウンの激しい龍舞崎(たつまいざき)

今回は大島最南端にある龍舞崎にも行ってみました。

小学校の遠足では行かなかったので、初めての場所になります。

駐車場から灯台のある先端まで、アップダウンの激しい道が続きます。

このアップダウンの松林の道を抜けると灯台のある先端に到達します。

灯台の眼下には、ダイナミックな太平洋の海が広がっています。

普段、運動していない人は多少きついかも知れませんが、日頃の運動不足解消と思って歩いてみてはいかがでしょうか。

受け入れ態勢はこれから

今回、平日にもかかわらず、道は混雑し、駐車場も一杯、観光客の姿もたくさん見受けられました。

やはり、大橋効果は凄いですね。

しかし、島内は未だ震災からの復興途中で、至る所、道路工事中、案内図や案内板も少なく、観光客受け入れ態勢は、これからといった感じです。

しかし、数か月前まで、島へ渡る手段がフェリーしかなく、橋が出来た事で急激に観光客が増えた訳ですから、これは仕方がありません。

現に私も、近隣に住みながら、橋が出来た事で、小学校の遠足以来40年ぶりに来た訳ですからね。

でも、いずれ復興工事が進むにつれ、受け入れ態勢は整っていくことでしょう。

そういう意味では、現在の大島の姿は、橋の開通する前の素朴な風景が残っているとも言え、そのような風景を味わうのは今しかないということになります。

そして道路状況が良くなり、受け入れ態勢が整ったとしても、今の「透明度の高い海」だけは、いつまでも今のままの姿であってほしい、今回久しぶりに来て、そんな風に感じました。