私は2014年10月から3か月間、果物や果物野菜、ナッツのみを食べる「フルータリアン」生活を送りました。
「フルータリアン」の食事法は、こちらの本が大変参考になります。
松田麻美子著「だれもが100%スリム!常識破りの超健康革命」
ハーヴィー・ダイアモンド著「フィット・フォー・ライフ ——健康長寿には「不滅の原則」があった!」
3か月間、果物のみを食べて、どのような影響があったのでしょうか?良かった点、悪かった点をまとめてみました。
良かった点
① 体重が3か月で 30キロ減りました
「フルータリアン」を実践してみて最大の変化は「体重の減少」この一言につきます。
10月初め(食生活改善前)約88キロ BMI指数30.4(肥満体)
1月初め(フルータリアン後)約58キロ BMI指数20.1(標準体)
たった3か月で普通の人になりました。
ダイエット目的で始めた訳ではなかったので、意識もしていませんでした。しかも食べたい時に食べたい量だけ食べていましたからね。
ただし、私の場合、あくまでダイエット目的ではなく食生活の改善を目指した結果であって、誰もが同じ結果になるとも思いません。
実践した結果をお伝えしただけで、決して推奨するつもりもありません。この結果だけを見て、安易に真似することはお止め願います。
② 健康になった
健康診断の結果も異常値がなく、再検査のようなことはありませんでした。
もともと太っていた頃から、健康診断で再検査になるようなことはありませんでしたが、この急激な変化でもすべて基準値内に収まりました。
フルータリアン生活から5年経った今、果物に野菜、ナッツ、納豆を加えたヴィーガン(完全菜食主義)を実践していますが、体重、体調含めて、良好です。
③ 気持ちが前向きになった
フルータリアンを実践したからなのか、痩せたからなのかは分かりませんが体が軽く、心も軽くなりました。
今までの固定観念に囚われることがなくなり、自由な感覚で前向きになりました。
ランニングを始めたり、今ではこうやってブログまで書くようになりました。おデブちゃんだった頃には想像もしていませんでした。
④ 水分補給しなくなった
水分補給をほとんどしなくなりました。全く喉が渇かなくなりました。
飲料水を買うことがなくなり、ジュース代が要らなくなりました。
人間に必要な水分を果物が補ってくれているのかも知れません。
⑤ガスコンロや電子レンジを使わなくなった
ガスコンロも電子レンジも必要なくなりました。
果物ナイフだけあれば、どこでも食べる事ができ、シンプルな生活を送ることが出来ました。当然、ガス代も節約することができました。
悪かった点
① トイレが近くなった
おしっこに、2~3時間おきに行きたくなります。
その為、飛行機や新幹線の長距離移動の場合、通路側を選ぶようになりました。夜、寝ているときも同じ状態なので、5~6時間寝続けることはなくなりました。
② お腹まわりがしわだらけになった
お腹まわりがしわだらけになりました。
おデブちゃんが短期間に30キロも急激に痩せたため、おへその辺りの皮が残ってしまいました。4年経った今も、解消されていません。
③ 飲み会に行きにくくなった
仕事をしたり、友達と会ったりしていく上で避けては通れない問題です。
居酒屋に行って、ビールに冷やしトマトにサラダだけというのも、その場の雰囲気を考えると難しいかなと思います。そういう時は、割り切って飲んで食べて楽しく過ごすことが一番良いかもしれませんね。
④ 家族から白い目で見られるになる
長年続いた慣習を変える事は、家族の拒絶反応を起こします。
我が家は成人した親子の2人暮らしで、既に生活のリズムも違うため、特に問題はありませんでした。
しかし、大家族だったり、夫婦2人きりの場合、一人だけ違うもの、しかもそれが、果物だったら、違和感しかありませんよね。一人だけ食生活の慣習を変えることは一番難しい事に感じます。
⑤ とにかく 人に説明するのが 面倒くさくなる
私の場合、これが一番大変でした。おデブちゃんが急激に痩せたので、2~3か月ぶりに会った人から見れば、もう別人です。
「どうやってダイエットしたの?」「なんか病気になったの?」と会う人会う人にこんな質問ばかりされました。その返答が面倒くさくなります。
その位、体重の減少は衝撃的な出来事でした。
⑥ 食費が高くなった
果物でお腹を満たそうとすると、それなりの量が必要となります。果物は決して安くないため、食費が高くなります。
3か月「フルータリアン」生活を送った結果
<良かったこと>
① 体重が、3か月で30キロ減少した
② 健康診断の結果も良好だった
③ 気持ちが前向きになった
④ 水分補給が減り、飲料代の節約になった
⑤ ガスレンジや電子レンジを使わなくなった為、光熱費の節約になった
<悪かった点>
① トイレが近くなった
② 急激に痩せたため、おへそ辺りの皮だけ残り、しわしわになった
③ 飲み会に行きづらくなった
④ 家族から白い目でみられるようになった
⑤ とにかく、人から質問され、返答するのが面倒くさくなった。
⑥ 食費が高くなった
最後に
今回、2014年10月から3か月間のフルータリアン生活による変化をまとめてみました。
私の場合、ダイエット目的で始めた訳ではなく、「食生活の改善」が目的でした。体重の減少はその結果であり、安易にみなさんに推奨するものではありません。
今現在、私の食事スタイルは果物、野菜、ナッツ、納豆、オリーブオイルを中心とした ヴィーガン(完全菜食主義)スタイルを取っています。
これは今回のフルータリアンが基礎となっており、そういう意味ではこの3か月間は自分の食事を見直す良いきっかけとなりました。
[ 2019年6月以降、肉体労働の職場に変わり、果物・野菜だけでは体重が維持できなくなり、玄米食を加えています。 ]
「フルータリアンから玄米食(ヴィーガン)に変えて良かったこと」
今回のまとめが、皆さんの「食生活」を見直すきっかけになってくれれば、大変うれしく思います。