ヴィーガン・フルータリアン

フルータリアンを続けることが難しい理由

私は以前、3か月間ほどフルータリアン生活を送っていました。

詳しくは 「果物は人間の主食なのか?~フルータリアンまでの道のり」

詳しくは 「フルータリアンを3か月続けた効果」

しかし、その後はフルータリアンの食事を基本に野菜(芋類も含む)、納豆、豆腐を加えた食事に変更しています。

基本的にはヴィーガンなのですが、玄米、小麦などのシリアル系の穀物は食べないので、フルータリアン以上ヴィーガン未満と言ったところでしょうか。

実際、フルータリアン生活してみて、私個人としては理にかなっていると考え、4か月目以降も続けたいという気持ちはありましたが、続ける事の難しさも同時に浮上してきました。

理由① タンパク質の摂取量が不十分

フルータリアンを続ける事の難しい理由の1つがタンパク質の摂取です。

私はフルータリアン効果で、3か月で30㎏痩せた為、体力を維持しようとランニングを始めました。

趣味で始めたランニングとはいえ、やはり速く長く走りたいと思い、筋肉をつけたいと考えました。

その筋肉をつける為には、タンパク質が必要となります。

そのタンパク質は、その人の年齢や体重によっても違いますが、成人男性で1日約60g必要と言われています。

その必要量が果物、ナッツだけでは不十分なのです。

例えば、りんご1個のタンパク質量は約0.2g、多いと言われているバナナでも1本約1.1gです。

これではタンパク質の1日の必要量を満たすには、1日にりんごなら約300個、バナナでも約54本食べなくてなりません。

次にナッツでみてみます。

ナッツの代表・アーモンドは1日20~25粒程度の摂取が適量とされています。

そのアーモンド25粒のタンパク質量は約1.85g。

なので1日の必要量を満たすには、1日アーモンド約315粒食べなくてなりません。

このことを納豆と豆腐でも見てみます。

納豆1パックのタンパク質量は約8.25g、豆腐1丁は約19.8gなので、1日の必要摂取量を満たすには、納豆で7パック、豆腐3丁必要となります。

実際、食べるかは別として、果物、ナッツに比べて、ハードルが下がる事は事実です。

私の場合は、一日最低でも納豆2パック、豆腐1丁は食べていますので、これだけで約36gのタンパク質は摂取出来ています。

この様に、果物、ナッツだけでタンパク質の必要摂取量を満たす事はとても難しいのです。

ただ、実際、果物、ナッツだけで健康に暮らしている人も中にはいます。

草食動物も草しか食べないのに、あんなに筋肉質です。

それは、草からアミノ酸を合成できる微生物が体内にいるからだそうです。

なので、果物、ナッツだけで健康に暮らしている人は、もしかしたら草食動物と同じ微生物が体内に存在するのかも知れません。

もしくは、そもそも1日のタンパク質の必要摂取量が間違っているのかも知れません。

実際のところは分かりませんが、それでもやはり、一般の人にとって、このタンパク質の摂取量がフルータリアン生活を続ける事を難しくしています。

理由② 1年を通して食べる事が出来ない

フルータリアン生活を続けていく事を困難にしているもう一つの理由が、果物の旬に偏りがある事です。

私はフルータリアン生活を始めたのは10月です。

なのでちょうど、多くの果物の旬の時期と重なりました。

日本では柿、みかん、りんご、ぶどう、梨といった果物が秋に旬を向かえます。その為、この時期は比較的手ごろな価格で購入できる為、家計にも優しくなります。

それでなくても果物の価格は高いので、少量でお腹が満たされる人はあまり関係ないかも知れませんが、私のように大量の果物でお腹を満たす人にとって、手ごろな価格で購入出来るこの時期はとても重要です。

私の住んでいる所はりんごの産地なので、産直や市場に行けば、大きなりんごを1個100以下で購入できます。これなら1日10個りんごを食べたとしても1000円かかりません。

しかし、日本の場合、四季があるので、果物の旬が秋に集中してしまいます。

南国の国なら1年を通して、様々な果物を提供できるのでしょうが、日本ではそうはいきません。

なので、日本の場合、特に春から夏にかけてフルータリアン生活を継続する事が困難になります。

私の場合、現在も果物を中心に食生活を送っているのですが、9月頃から4月頃まで冷蔵貯蔵技術のおかげで、りんごを主に食べています。

しかし、5月から8月にかけて食べる果物がなくて困っています。

春はいちごが旬を向かえますが、少量の果物で満たされない私は、1パック400円位するいちごはとても買えません。

もし、いちごでお腹を満たそうとすれば、かなりの量が必要となり、コストがかかってしまうからです。

また、夏はメロン、スイカ、桃、サクランボが旬を向かえますが、こちらも価格と量を考えると手を出せません。

少量で満たされる人は良いのですが、ある程度、量が必要な人はコスト的に厳しくなります。

また、年中食べる事の出来る輸入果物バナナとパイナップルですが、どちらも大量に食べる事が出来ません。

私はどちらも経験があるのですが、バナナの場合、大量に食べると中毒のような腹痛になりますし、パイナップルの場合は食べ過ぎると舌にしびれを起こします。

なので手ごろな価格であっても多くの量を食べる事が出来ないのです。

この様に、年間を通して食べれない、食べれたとしてもコストがかかる事がフルータリアン生活を続ける事を難しくしています。

中には、少量で満たされる人や、コストを気にしない人は続けられると思いますが、私の場合は難しかったです。

それぞれに合った方法で

私の場合は、この様な理由で、完全なフルータリアン生活を継続する事が困難になりましたが、果物の美味しさ、大切はこの生活で充分知る事が出来ました。

なのでその経験から今は、りんごみかんなどコスト的に無理のない種類と業務スーパーの冷凍マンゴー(1袋500g・298円税抜き)の果物に、野菜(芋類含む)、豆腐納豆でそれらを補いながらの食生活を送っています。

詳しくは 「フルータリアン・ヴィーガンの強い味方 業務スーパー」

食生活に関しては、どれが正解というのはありません。

食べる量や食事にかけるお金など人それぞれ違います。

なので、その人が一番良いと思う方法で続けていく事が一番重要です。

そして、また環境や考え方が変わった時に見直せば良いのですからね。

私の場合、今では果物に続き、野菜の美味しさも知ってしまい、もう完全なフルータリアン生活には戻れそうにもありません。

ほうれん草ピーマン冬瓜があんなに美味しいなんて、これまで全く気付きませんでした。

そして豆腐も同じです。小さい頃はおかずとして豆腐が出てくるとがっかりしましたが、今では主食です。

この様に、私の場合はいろいろと試してみて、果物と野菜、豆腐、納豆の食生活に今のところ落ち着きました。

皆さんも是非いろいろ試してみて、自分に合った食生活を見つけてみて下さい。